

全日本ロードレース選手権が栃木県・ツインリンクもてぎで開幕した。KOYORADの実戦開発パートナーのRS-ITOHとドッグファイトレーシングもエントリー。新しいシーズンの初戦に臨んだ。
RS-ITOHは、国内最高峰のJSB1000クラスにKRP三陽工業&RS-ITOHとして岡村光矩選手が、ST600クラスには、柴田陸樹選手と比企徹選手がスポット参戦した。
JSB1000の岡村の駆るカワサキZX-10RRは、今シーズンからECUを変更。もちろん鈴鹿8耐で結果を残すためのものだ。
JSB1000の岡村の駆るカワサキZX-10RRは、今シーズンからECUを変更。もちろん鈴鹿8耐で結果を残すためのものだ。
昨年までは、メカニックがトータル的に見ていた部分だったが、今年から電気担当を呼び、体制強化を図っている。しかし事前テストから天候が安定せず、タイヤテストもあり、思うようにマシンセットは進んでいなかった。
一方、ドッグファイトレーシングは、4年振りに全日本ロードレース選手権に復帰。JP250で活躍していた19歳の豊島怜をJ-GP2クラスに参戦させる。もちろん豊島選手のライディングするYZF-R6には、KOYORAD製ラヂエーターが装備されている。
レースウイークは、開幕戦ということで一日早く木曜日の特別スポーツ走行からスタート。金曜日のJP250クラスの1本目は、前夜に降った雨の影響で路面は、ウエットから乾いて行く中途半端なコンディションだったが、それ以外はドライコンディションでセッションは進んだ。
全日本デビュー戦となる豊島選手は、スリックタイヤでのレースも初めてとなる。事前テストから徐々にタイムを詰め木曜日の2本目には、1分57秒036をマークし、1分56秒台も見えて来ていた。しかし、高速の130Rで転倒。
幸いケガはなかったが、マシンを大破させてしまい、ここまで仕上げて来たメインマシンは使用できなくなってしまう。
金曜日は、スペアマシンで一からセットアップして行くが、思うようなフィーリングが出ないまま土曜日の公式予選に臨むことになってしまう。
金曜日は、スペアマシンで一からセットアップして行くが、思うようなフィーリングが出ないまま土曜日の公式予選に臨むことになってしまう。
その公式予選は雨に見舞われ、ウエットコンディションでのタイムアタックとなる。ここで事前テストでの雨のセットにしたものの、感触はよくならず、セッション中盤にビクトリーコーナーでハイサイド転倒。その後、路面は乾いて行き、上位陣がタイムを上げて行くとトップの108%をクリアしておらず予選落ちという苦いデビュー戦となってしまう。
同じく土曜日に行われたJP250のレースは転倒が多くサバイバルレースとなる。小椋選手は、予選16番手からスタートし、中段の集団で果敢な走りを見せる。
最後は、インタークラスのライダーと接触するほどの激しいバトルの末、総合9位でゴール。ナショナルクラスでは、4位となった。
最後は、インタークラスのライダーと接触するほどの激しいバトルの末、総合9位でゴール。ナショナルクラスでは、4位となった。

「R6には、メインラヂエーターを着けさせてもらっていますが、冷えすぎるくらいで水温は、全く問題ありません。R25のサブラヂエーターも同様です。開幕戦の内容は厳しいものとなってしまいましたが、次戦のSUGOラウンドに向けて、しっかり準備して行きたいと思っています」
とドッグファイトレーシング室井秀明代表。
JSB1000クラスは、今シーズンは、2レース制が増え、今回の開幕戦も土曜日にレース1、日曜日にレース2が行われた。土曜日の午前中に行われた公式予選は、ウエットコンディション。ここで岡村選手は、24番手つける。
レース2は、セカンドタイムで決まるため26番手となる。
岡村選手は、レース1で16位、レース2で21位と、どちらも23周の長丁場を走り切り、しっかりデータを残した。
「ECUが新しくなり、トラクションコントロールの効かせ方など詰め切れていない部分が多かったです。天候によるコースコンディションも安定しなかったことも、より一層セッティングを難しくしました。ただ、今回、岡村が、しっかり2レースとも走り切ってくれたことで分かったこともありますし、ポジティブな部分もあるので、次戦の鈴鹿に生かして行きたいですね。SSTはレギュレーションでサブラヂエーターしか使えないのですが、性能的に十分満足していますし、今年もこのまま使わせてもらいます」とRS-ITOH伊藤一成代表。
次戦、鈴鹿2&4レースには、鈴鹿8耐を見据えSST仕様で新庄雅浩選手がスポット参戦。2台体制で、一気にマシンセットを進めて行きたいところだ。
とドッグファイトレーシング室井秀明代表。
JSB1000クラスは、今シーズンは、2レース制が増え、今回の開幕戦も土曜日にレース1、日曜日にレース2が行われた。土曜日の午前中に行われた公式予選は、ウエットコンディション。ここで岡村選手は、24番手つける。
レース2は、セカンドタイムで決まるため26番手となる。
岡村選手は、レース1で16位、レース2で21位と、どちらも23周の長丁場を走り切り、しっかりデータを残した。
「ECUが新しくなり、トラクションコントロールの効かせ方など詰め切れていない部分が多かったです。天候によるコースコンディションも安定しなかったことも、より一層セッティングを難しくしました。ただ、今回、岡村が、しっかり2レースとも走り切ってくれたことで分かったこともありますし、ポジティブな部分もあるので、次戦の鈴鹿に生かして行きたいですね。SSTはレギュレーションでサブラヂエーターしか使えないのですが、性能的に十分満足していますし、今年もこのまま使わせてもらいます」とRS-ITOH伊藤一成代表。
次戦、鈴鹿2&4レースには、鈴鹿8耐を見据えSST仕様で新庄雅浩選手がスポット参戦。2台体制で、一気にマシンセットを進めて行きたいところだ。