2016鈴鹿8耐第39回大会
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2016鈴鹿8耐日程
2016年も日本最大級のオートバイロードレース鈴鹿8時間耐久ロードレースが7月の最終週に開催された。今年は、レースウイークを通じて天候に恵まれ、全てのセッション、そしてレースはドライコンディションで行われた。
暑さも例年よりは厳しくなかったが、それでも日に日に暑くなって行き、決勝日の気温は30度を、路面温度は50度を超える暑さの中でレースは、争われた。
2016年の鈴鹿8耐は、2008年から実戦開発を共に行ってきたRS-ITOHに供給。22年目となるRS-ITOHは、昨年に引き続き、改造範囲の狭いSSTクラスにエントリー。昨年、獲ることができなかったクラス優勝を目指す。
ライダーも昨年と同じく岡村光矩、石塚剛という若い2人に加え、東村伊佐三が3年振りにチームに戻ってきた。

さらにKawasaki Ninja ZX-10Rはモデルチェンジされ、一からセットアップしなければならなかったが、ここで東村がベテランならではの力を見せ、マシンをまとめ上げていった。
4月に200kmのセミ耐久で行われた全日本第2戦鈴鹿2&4レースでシェイクダウンしたニューマシン。岡村と東村のペアでエントリーし、試行錯誤を繰り返したが、走る度にタイムは上がって行った。
7月に入ると合同公開テスト、メーカー合同テストと本格的にテストを繰り返し、ウエットでもドライでもいい手応えを感じていた。
しかし、決勝はいきなりマシントラブルに見舞われてしまう。スタートライダーを務めた東村がグリッドに向かうサイティングラップで異変を感じていた。
グリッドで修復したはずだったが、走り出してみると、そのトラブルは直っていなかった。
トラクションコントロール、タコメーター、シフターが効かない状態のままの走行となっていたが、東村は、クラッチを切って走る昔ながらの走り方に素早く順応。岡村もトラブルを抱えたままのマシンで力走を続ける。
レースウイークに入ってもセッション毎にマシンはよくなって行き、金曜日の公式予選では、岡村が2分12秒361、東村が2分12秒072を記録すると、一番若い石塚が2分11秒929とチームベストをたたき出し、総合28番手、クラス2番手となっていた。
ライバルチームよりもベストタイムは劣っていたが、3人のアベレージは高く、クラス優勝が現実味を帯びてきていた。
ライバルチームよりもベストタイムは劣っていたが、3人のアベレージは高く、クラス優勝が現実味を帯びてきていた。
その間、チームも原因をつきとめ、石塚の1スティント目に入るときに、そのトラブルを解消。
ここから戦闘モードに入ったRS-ITOHは、追い上げを開始しクラストップに躍り出る。
レース終盤には、クラストップを争っていたチームが転倒。これで楽になったRS-ITOHは、SSTクラス参戦2年目でクラス優勝を果たした。 総合では、21位となっている。

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チーム監督・伊藤一成コメント

「今年もKOYORADさんのおかげで水温は、すごく安定していました。スタンダードに比べて10度以上も低かったですからね。
こちらも長年のノウハウからラジエーターの水の流れを提案させてもらったのですが、意見を聞いていただき、よりよいものになってきていると思います。今年も多くの応援ありがとうございました」

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東村伊佐三コメント
「久しぶりにRS-ITOHで鈴鹿8耐を走らせていただきましたが、長く在籍したチームなので家に帰って来たようでした。
決勝は、いろいろ波乱がありましたが、ライダー3人、メカニック、チームスタッフが力を合わせて乗り切ることができました。
新しいマシン、素晴らしいチームメイトと一緒にクラス優勝できたことを誇りに思います」

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岡村光矩コメント
「新型Kawasaki Ninja ZX-10Rは、すごくポテンシャルのあるマシンでしたが、東村選手が加わってくれたことにより、マシンがまとまり、3人ともアベレージが上がったことが、今回のクラス優勝につながったと思います。
チームの皆さんの動きもすばらしく、トラブルへの対策を素早く考えてくれたことで、決勝を走り切ることができました。本当にありがとうございました」

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石塚 健コメント
「2人の尊敬する先輩ライダーと一緒に、今年も鈴鹿8耐に参加できて光栄でした。
決勝でも2人の走行の間にトラブルを解消してくれたので、ボクは思いきって走ることができました。本当に最高のチームワークでクラス優勝を達成できてうれしいです。
この経験を生かして全日本後半戦も頑張りたいと思います」

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