2014鈴鹿8耐第37回大会
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2013鈴鹿8耐

梅雨が明け、鈴鹿8耐ウイークは厳しい暑さに見舞われた。このコンディションこそラヂエーターメーカーとして真価が問われるところだ。今年も2008年から共に開発を行ってきたRS-ITOH&ASIAにメインラヂエーターを供給。さらに全日本ロードレース選手権JSB1000クラスを戦うドッグファイトレーシングにもニュータイプの薄型ラヂエーターを供給し、実戦テストを行ってきた。

RS-ITOH&ASIAは、全日本ロードレース選手権ST600クラスのエース岩崎哲朗を中心に、今年よりチームに入り第2戦オートポリスで優勝を果たした岡村光矩、そして昨年も8耐を走った村上雅彦というメンバーでエントリー。
一方、ドッグファイトレーシングは、映画「THE NEXT GENERATION PATLABOR」とコラボレートし、PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHAとしてエントリー。
ライダーは、同チームで全日本JSB1000クラスを戦っている藤田拓哉、カナダ人ライダーのダン・クルーガー、そして全日本で藤田のアドバイザーとして帯同している及川誠人がライダーとして加わって臨んでいた。
マシンは、KOYOでは初めてとなるYAMAHA YZF-R1だ。
しかし、2チームともレースウイーク最初の走行となった木曜日のフリー走行でいきなりハプニングに見舞われてしまう。
RS-ITOH&ASIAは、エースの岩崎がMCシケインで転倒を喫してしまい身体にダメージを負ってしまう。この影響でマシンセットも進まず、金曜日の予選もベストには、ほど遠い状態でのタイムアタックとなってしまう。
そんな中、第2ライダーの岡村が踏ん張り、チームベストの2分13秒523をマークし29番手グリッドを確保した。
PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHAも鈴鹿初参戦のダンが130Rでクラッシュ。マシンは大破し本人も全身打撲と右手首などを負傷してしまう。
このため急きょスペアカーで予選を走ることになってしまう。19歳ながら全日本JSB1000クラスで5シーズン目を迎えている藤田は、着実に成長してきているライダー。今回の予選もトップ10を狙っていたが、メインマシンを使えず苦しい予選になってしまう。
それでも2分10秒813をマークし19番手と本人は不本意だったが、状況を考えれば大健闘と言えるだろう。

木曜日から猛暑が続き、決勝日の朝も快晴となっていたが、天気予報では、雨が降る予報が出ていた。空には雲が広がり、その予報より早くポツポツと雨が降ってくる。
スタート進行に入り、ウォーミングアップ走行を終えた時点でスタートディレイとなる。
その後、雨足は強くなり、天気の回復を待ち予定より1時間5分遅れてウエットコンディションの中、スタートが切られた。
ウエットでは絶対的な自信を持っている藤田は、何とオープニングラップで8番手に浮上。そのまま上位を狙っていたが、マシントラブルが発生しピットイン。マシンを修復し、ピットアウトした時点では、65番手までポジションを落としていた。

RS-ITOH&ASIAは、岡村がスタートライダーを務め、ウエットコンディションの中、コンスタントな走りを見せるが、こちらもトラブルが発生しピットイン。一時は54番手までポジションを落としてしまう。
その後、路面が乾いて行くが、再び雨が降るなどピットは混乱を極めた。
伊藤代表を始めメカニックは必死に作業し、コースにライダーを送り出すが…。
48周目のヘアピンで村上が転倒。ライダーが負傷してしまいリタイアという悔しい結果となってしまう。

PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHAは、決勝日朝のフリー走行でダンが再び転倒し負傷したため、藤田と及川の2人で走る作戦に切り換えていた。
マシントラブルが解決してからは、2人とも必死の走りで追い上げ行く。
最後の2スティントは、藤田が連続走行を敢行。165周を走り切り17位でチェッカーフラッグを受けた。

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