2011鈴鹿8耐第34回大会
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2011鈴鹿8耐
オートバイレース、日本最大のレースとして有名な鈴鹿8耐が2011年も行われた。
今年は、東日本大震災の影響による電力事情に配慮して10時30分スタート、18時30分ゴールと例年より1時間前倒しされ、ナイトセッションが一切ないスケジュール。
鈴鹿8耐へ4年目のチャレンジとなるKOYOラヂエーターは、エヴァ初号機トリックスターFRTR、RS-ITOHと世界耐久を戦うBOLLIGER TEAM SWITZERLANDがコラボレーションし、BOLLIGER TEAM SWITZERLAND-ASIAとして参戦、さらにウッドストックBEETレーシングチームも加わり、計3チームをサポートした。

ナイトセッションがないため、例年以上にハイスピードで暑い戦いとなるかと思われたが、実際、レースウイークの暑さは、それほど厳しくなかった。
KOYOラヂエーターがサポートする3チームは、いずれもカワサキZX-10Rを走らせている。ZX-10Rは、今年フルモデルチェンジしたニューモデル。スーパーバイク世界選手権シリーズを制覇するために開発され、エンジンパワーは、前モデルを大きく上回るポテンシャルを持つ。
そして昨年までは、サブラヂエーターのみだったが、今年からメインのラヂエーターを供給。ニューマシンは、高出力な分、エンジンは熱を持つだけに、KOYOラヂエーターの性能が問われるところだ。
金曜日に行われた公式予選では、エヴァ初号機トリックスターFRTRが10番手につけ、トップ10トライアルに進出。
ウッドストックBEETレーシングチームが予選1回目で大崎誠之がアタック中に転倒するものの、幸い大きなケガはなく13番手グリッドを確保。BOLLIGER TEAM SWITZERLAND-ASIAが16番手と好位置につけた。
2011鈴鹿8耐
土曜日のトップ10トライアルは、フリープラクティスで降ってきた雨のため、急遽20分間の計時予選となる。
最初に行われた第2ライダーのセッションでは、ウエットパッチの残る中、芹沢太麻樹が2分11秒088をマーク。
その後に出走した出口修は、2分10秒979とタイムを更新するが、残り6分半という場面でヘアピンで転倒を喫してしまう。ポジションは公式予選と変わらず10番手となり、決勝での追い上げを狙っていた。
エヴァ初号機トリックスターFRTR
決勝日は、雨の予報となっていたが、朝から晴れとなり、34回の8耐史上初めて10時30分にスタートが切られた。
エヴァ初号機トリックスターFRTRにトラブルが発生していた。スタート直前のウォームアップランでマシントラブルが発生、急遽ピットインし、スペアマシンに乗り換えてピットスタートとなっていた。
このスペアマシンは、使う予定ではなかったもので、エンジンもサスペンションもメインマシンと仕様が異なっていた。
さらにリアブレーキにトラブルを抱え、タイヤの皮むきもできていない状態ながら、スタートライダーを務めた芹沢は、徐々にペースアップしていく。
その後、出口、武石伸也とライダー交代しながらも順調にポジションを回復していくが、ここで鶴田監督が、燃費とラップタイムのいい芹沢を多く走らせることを選択。残り1時間の時点では、6番手まで上がると、残り20分で前を走りチームがトラブルで後退。終わってみれば5位でチェッカーフラッグを受けたのだった。
エヴァ初号機トリックスターFRTR
エヴァ初号機トリックスターFRTR
一方、BOLLIGER TEAM SWITZERLAND-ASIAは、第1ライダーの東村伊佐三が、20番手前後を走行。
第2ライダーのホースト・サイガーもいいペースで走り、このままいけばシングル入賞も見えてきていた。
しかし、第3ライダーのローマン・スタムが46周目のS字コーナーで痛恨の転倒。ハンドルの折れた状態で何とかピットに戻ってくる。マシンを修復するのに時間がかかり、ほぼ最後尾でコースに復帰。最後まであきらめずに走行を続け、38位でゴールした。
BOLLIGER TEAM SWITZERLAND-ASIA
そしてウッドストックBEETレーシングチームは、土曜日のフリー走行で第3ライダーの喜久川光が130Rで転倒。 金曜日の予選に続き、またもマシンが大破。喜久川も手首と腰にダメージを負ってしまったことから、第1ライダーの大崎、第2ライダーの西嶋修の2人で決勝を戦うことを決めた。
ル・マン方式スタートでは、エンジンがすぐにかからず、オープニングラップは17番手と出遅れてしまうが、そこから大崎の追い上げが始まる。2分11秒台という予選と変わらないタイムをマークし、10番手までポジションアップし、西嶋に交代。
西嶋も11番手をキープするが30周目のダンロップコーナーでクラッシュ。高速コーナーだけにマシンのダメージも大きく、そのままリタイアとなってしまった。
ウッドストックBEETレーシングチーム
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