

記録的な猛暑に見舞われた2010年の鈴鹿8耐。連日、猛暑日となり路面温度は60度を超えた。
KOYOラヂエーターとしては3年目のチャレンジとなる。今年も、昨年と同様TRICK☆STAR RACINGとRS-ITOH&ASIAの2チームをサポート。昨年、2位という輝かしい結果を残したTRICK☆STAR RACINGは、人気アニメ、エヴァンゲリオンとコラボレーションし、『エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR』としてエントリーし、注目を集めた。
チーム代表の鶴田竜二は、若いライダーにチャンスを与えたいと、監督に専念した。武石伸也をエースに、芹沢太麻樹、今野由寛というライダー構成。
RS-ITOH&ASIAは、エースの東村伊佐三に、今年チーム入りし、全日本ST600クラスを戦っている岩崎哲朗、医王田章弘というトリオで臨んだ。
KOYOラヂエーターとしては3年目のチャレンジとなる。今年も、昨年と同様TRICK☆STAR RACINGとRS-ITOH&ASIAの2チームをサポート。昨年、2位という輝かしい結果を残したTRICK☆STAR RACINGは、人気アニメ、エヴァンゲリオンとコラボレーションし、『エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR』としてエントリーし、注目を集めた。
チーム代表の鶴田竜二は、若いライダーにチャンスを与えたいと、監督に専念した。武石伸也をエースに、芹沢太麻樹、今野由寛というライダー構成。
RS-ITOH&ASIAは、エースの東村伊佐三に、今年チーム入りし、全日本ST600クラスを戦っている岩崎哲朗、医王田章弘というトリオで臨んだ。
レースウイークに入ってから、予想以上に気温が上がったため、そのコンディションに合わせたセットを出すことに各チームは追われることになる。
今年からスーパーポール方式が採用され、金曜日に行われた公式予選の上位20チームが、土曜日に勝ち抜きで争われるスーパーポールに進出する。このため金曜日には確実にトップ20に入っておきたいところだ。
今年からスーパーポール方式が採用され、金曜日に行われた公式予選の上位20チームが、土曜日に勝ち抜きで争われるスーパーポールに進出する。このため金曜日には確実にトップ20に入っておきたいところだ。
しかし、エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STARのレースウイークは波乱の幕開けとなってしまう。初日にエースの武石が転倒。身体を痛めてしまったのだ。このため、芹沢が、かつてカワサキワークスでチームメイトだった武石のピンチに奮起。一昨年まではカワサキのMotoGPマシンのテストを行っていた実力を発揮し、まずは公式予選で14番手につけた。
RS-ITOH&ASIAも16番手につけ、スーパーポールに進出した。
RS-ITOH&ASIAも16番手につけ、スーパーポールに進出した。
まずは20チームが出走するスーパーポール1が行われ、ここでRS-ITOH&ASIAは、惜しくも17番手となり、スーパーポール2へ進出できなかった。
続くスーパーポール2では、エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STARが10番手となり、僅か8チームが出走できる最後のセッションに進むことはできなかった。
この結果、エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STARは10番手グリッド、RS-ITOH&ASIAは17番手グリッドからスタートすることになった。
続くスーパーポール2では、エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STARが10番手となり、僅か8チームが出走できる最後のセッションに進むことはできなかった。
この結果、エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STARは10番手グリッド、RS-ITOH&ASIAは17番手グリッドからスタートすることになった。
レースが行われた日曜日も快晴となり鈴鹿サーキットは、厳しい暑さに見舞われた。エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STARは、芹沢が好スタートを見せ、9番手を走っていた。しかし、11周目にマシントラブルが発生し、急遽ピットイン。代わって今野が出ていくが、同じ症状が出たためピットイン。燃料系のトラブルが分かり、修復してコースに戻るが、ほぼ最後尾まで落ちてしまう。そこから芹沢、今野ともに気合いの入った走りで追い上げ、203周を走り切り15位でゴールした。
一方、RS-ITOH&ASIAは、前哨戦鈴鹿300km、事前テストと転倒が続いていたため、とにかくペースを抑え、燃費を稼ぐ作戦で臨んだ。その通りに3人のライダーが走り切り13位でチェッカーフラッグを受けた。

〜チーム代表:鶴田竜二〜
今年もKOYOラヂエーターのバックアップがチームの力になりました。何しろ、かつてないほどの暑さでしたし、その中で安定して走ることができたのはKOYOラヂエーターのおかげです。
レースはマシントラブルがありましたが、芹沢、今野もいいペースで走ってくれましたし、無事完走することができました。ゴールした際は達成感がありましたが、一度、表彰台に上がってしまうと、また表彰台に上がりたくなってしまうんですね。また来年、表彰台を目指して頑張ります。
今年もKOYOラヂエーターのバックアップがチームの力になりました。何しろ、かつてないほどの暑さでしたし、その中で安定して走ることができたのはKOYOラヂエーターのおかげです。
レースはマシントラブルがありましたが、芹沢、今野もいいペースで走ってくれましたし、無事完走することができました。ゴールした際は達成感がありましたが、一度、表彰台に上がってしまうと、また表彰台に上がりたくなってしまうんですね。また来年、表彰台を目指して頑張ります。
〜第1ライダー・武石伸也〜
今までで一番悔しいレースかもしれないですね。一週間前のテスト走行で転倒してから歯車が狂ってしまいましたし、木曜日は、足回りを変更して、1周だけ試してみようと出ていったらデグナーカーブ2個目の立ち上がりで転倒してしまった。マシンをかばうように転倒したので、首の神経を痛めてしまった。決勝日まで回復するように最大限の努力をしましたが、レーシングスピードで周回を重ねることが無理な状態だったので決勝は断念しました。レース中は2人をサポートしていましたが、3年間なかったメカトラブルが出てしまい残念でした。
今までで一番悔しいレースかもしれないですね。一週間前のテスト走行で転倒してから歯車が狂ってしまいましたし、木曜日は、足回りを変更して、1周だけ試してみようと出ていったらデグナーカーブ2個目の立ち上がりで転倒してしまった。マシンをかばうように転倒したので、首の神経を痛めてしまった。決勝日まで回復するように最大限の努力をしましたが、レーシングスピードで周回を重ねることが無理な状態だったので決勝は断念しました。レース中は2人をサポートしていましたが、3年間なかったメカトラブルが出てしまい残念でした。
〜第2ライダー・芹沢太麻樹〜
事前テストからチームに合流して、6年ぶりに鈴鹿を走って、バイクに乗ること自体も1年半ぶりでしたが、ライダーとしての仕事はできたと思います。スタートしてから前の選手のペースが上がらなくなってきたので、前に出ようかと思っていたらトラブルが出てきて、後ろに他の選手がいたら危ない状況だったのでピットインしました。追い上げのレースになりましたが4、5位のチームと同じペースで走れていましたし、トラブルがなければ、その辺でゴールできていたはずですね。
事前テストからチームに合流して、6年ぶりに鈴鹿を走って、バイクに乗ること自体も1年半ぶりでしたが、ライダーとしての仕事はできたと思います。スタートしてから前の選手のペースが上がらなくなってきたので、前に出ようかと思っていたらトラブルが出てきて、後ろに他の選手がいたら危ない状況だったのでピットインしました。追い上げのレースになりましたが4、5位のチームと同じペースで走れていましたし、トラブルがなければ、その辺でゴールできていたはずですね。
〜第3ライダー・今野由寛〜
ほぼ最後尾から追い上げのレースになりました。武石選手、芹沢選手というワークスチームで活躍していたライダーと一緒にレースができたことは、すごく自分にプラスになりましたし、2010年の8耐は忘れられないレースになりました。鈴鹿300kmの直前に急遽チームに合流して、夢のような時間を過ごさせてもらいました。チャンスをくれた鶴田さんを始め、チームの皆さん、応援してくれた方に感謝したいです。
ほぼ最後尾から追い上げのレースになりました。武石選手、芹沢選手というワークスチームで活躍していたライダーと一緒にレースができたことは、すごく自分にプラスになりましたし、2010年の8耐は忘れられないレースになりました。鈴鹿300kmの直前に急遽チームに合流して、夢のような時間を過ごさせてもらいました。チャンスをくれた鶴田さんを始め、チームの皆さん、応援してくれた方に感謝したいです。

〜チーム監督・伊藤一成〜
これほど暑くなるとは思っていなかったので厳しいコンディションでした。その中でも水温が安定していたのはKOYOラヂエーターのおかげです。 路面温度が60度もある中、水温が上がっても80度、夕方で60度ぐらいでしたから安心して走ることができましたね。
これほど暑くなるとは思っていなかったので厳しいコンディションでした。その中でも水温が安定していたのはKOYOラヂエーターのおかげです。 路面温度が60度もある中、水温が上がっても80度、夕方で60度ぐらいでしたから安心して走ることができましたね。
〜第1ライダー・東村伊佐三〜
決勝レースを迎えるまでに、いろいろ(アクシデントや転倒が)ありましたし“これだけやれば決勝は大丈夫だろう”とみんなも、そういう気持ちでした。転倒しないように、燃費を稼ぐライディングをしながらチーム一丸となってノントラブルで完走できましたね。
決勝レースを迎えるまでに、いろいろ(アクシデントや転倒が)ありましたし“これだけやれば決勝は大丈夫だろう”とみんなも、そういう気持ちでした。転倒しないように、燃費を稼ぐライディングをしながらチーム一丸となってノントラブルで完走できましたね。
〜第2ライダー・岩崎哲朗〜
テストから転倒続きで、一時は8耐を走れないかと思っていたので、8耐決勝を走れたことが自分にとって、大きな財産になったと思います。決勝は、とにかく冷静に走ることを心がけました。この経験を全日本後半戦に生かしていきたいですね。
テストから転倒続きで、一時は8耐を走れないかと思っていたので、8耐決勝を走れたことが自分にとって、大きな財産になったと思います。決勝は、とにかく冷静に走ることを心がけました。この経験を全日本後半戦に生かしていきたいですね。
〜第3ライダー・医王田章弘〜
600に比べると1000はパワーも桁違いですし、スリックタイヤも難しい。とにかく体力を使いますし、集中力を保つのも難しかったですね。その中で、1000ccのマシンを、それなりに乗れるようになって8耐を走り切れたことは自信になりました。
600に比べると1000はパワーも桁違いですし、スリックタイヤも難しい。とにかく体力を使いますし、集中力を保つのも難しかったですね。その中で、1000ccのマシンを、それなりに乗れるようになって8耐を走り切れたことは自信になりました。
page 1 | 2 「協賛チーム フォトギャラリー」へ >>