匠file03 永田俊雄
KOYORADの匠奥山浩之小野逸和永田俊雄
状況判断能力に長けている永田が若手社員を教育・指導する際、心がけていることとは―。

「叱ってばかりでもだめだから。なるべく(若手との)距離を縮めるようにはしているよ」

教える時は声を荒らげることなく、諭すようにして教え導く。若手社員から気兼ねなく意見・質問が出るよう極力壁を低くし、時と場合によっては意図的に無くすこともある。ここにも永田ならではの「気配り」という名の状況判断が見受けられる。
「若い人はまだまだ、これからだよね」
溶接の世界はマニュアル通りにはいかないことが多く、日々の生きた教材を通して、その目やその腕で覚えていくしかないという。前述した永田の判断力もやはりその高い溶接技術とともに長い時間をかけて体得したものであろう。
クールな視点を持ちつつも、若手社員には自分の後継となってほしいとの思いの裏返しが深い優しさとなってあらわれているのだ。

そんな永田にとってプロフェッショナルとは何かを聞いてみた。

「お客さんの要望に応えて、迅速に、そして確実な品質を持って商品を提供すること」
その秀でたスピーディーな判断力と高度な溶接技術で「迅速」に作業を行い、そして漏れや不具合が出そうな箇所を見抜く「目利き」として確実に良品をお客様にお届けする。
今回の取材時に作業していた一辺1,500mmを上回る巨大な産業用ラヂエーターにおいても、その大きさに悪戦苦闘するも、発言通りの見事なプロフェッショナル魂を見せてくれた。
「やっぱり俺はお客様が喜んでいる顔が見たいのよ。伝え聞くだけでもいい。その為だけにやっているかもしれないな(笑)」
そう言って、巨大なラヂエーターとの格闘を終え、バーナーを置いた。

サイトマップ | プライバシーポリシー | お問い合わせ